米国特許商標庁(USPTO)による6月25日付け連絡書類において、 USPTOは予備手引きを発行しました。本手引きでは、審査官が35 U.S.C. 101に基づき特許適格であるかどうか判断する際の「抽象概念」に関する例外について記載されています。本連絡書類は、(1) Bilski事件に基づく過去のUSPTO の手引きに代わるものであり、(2) 「抽象概念」に関する例外は全クレームタイプに適用されることを認めるものであり、(3) Alice Corp v. CLS Bank事件における最高裁判所の最近の判決と一致する、クレームが特許不適格である抽象概念に関するものであるかどうかを判断する際の2段階分析を記載するものです。当事務所では、CLS Bank事件の判決についてのスペシャルレポートを発行しました。このスペシャルレポートでは、USPTOの予備手引きについても記載されています。